どらごにっくないと

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お掃除大作戦!

  • 2008-06-30T15:40:44
  • 桜紫苑MS
【オープニング】
 翠月茶寮の全景を知る者は少ない。
 京都市内にある和風喫茶と、そこへと続く隠れ家(かくれや)の扉、そして、依頼を受けた魔皇の仮の宿として使われる客間と。
 後は主たる月見里葵と、うぇいとれすのイレーネが住まう部屋。つまり、1階部分にある部屋だけが、現在、判明している茶寮の一部という事になる。
「だって、お掃除が追いつかないんですもの」
 ほぅと頬に手を当てて、葵は溜息をついた。
 喫茶店の仕事と京都へ向かう魔皇達の補佐が彼女達の1日の大半を占める。その上、茶寮の維持となると1日が30時間あっても足りやしない。
「でもねぇ」
 使われている部屋以外は、かなり前から開かずの間となっている。
 それはそれで、外聞によろしくないと常々、葵は思っていた。
 茶寮を利用する魔皇に「そこは開けちゃ駄目」だの「ここから先は入ってはいけない」だのと隠し続けるのはいかがなものかと。
 何か隠された事情や伝説の云々があるならともかく、ただ「お掃除出来ていない」だけの「人外魔境」なだけだなんて、恥ずかしくて口に出来ない。
「でも‥‥」
 このままではまずい。
 年々、それらの立ち入り禁止地区はこちら側に侵食してきている。神帝軍が来てからは、一層、彼女達の手が行き届かなくなり、侵食速度が加速してきている。
 しばし考え込んで、葵はぱんと手を打った。
「そうだわ! 皆様に手伝って頂けば良いのよ!」
 主の物思いにも素知らぬ顔で、洗い物に専念していたイレーネが顔を上げた。
 決断即実行の主は、引っ張り出して来た紙に、早速、何やらを書き付けている。

『翠月茶寮 入居者募集!!』

 はい?
 無表情なうぇいとれすが目を丸くした。
「いい考えでしょう? 部屋を、人が住めるようにお掃除した人に居住権をお渡しするの。入居料無料の賃借料無料よ」
 にっこりと微笑まれて、イレーネは口元を引き攣らせるのみだ。
「誰かがそこに住んでいれば、最低限の維持は出来るだろうし。魔皇の皆様も、隠れ家(かくれが)が出来て一石二鳥って所かしら?」
 完成した張り紙をイレーネに預け、上機嫌に葵はセロテープを探す。
「やっぱり、先人の知恵って凄いわねぇ」
―‥‥‥‥‥‥‥‥先人の‥‥知恵?
 首を傾げながら、イレーネは張り紙の文章を見直した。

『アナタも翠月茶寮に住んでみませんか?
 ただ今、翠月茶寮では入居者を募集中です☆
 アナタがお掃除した部屋が、アナタのモノになります!
 別荘にするも良し、
 物置にするも良し、
 愛の巣にするも良し!
 
 喫茶まで徒歩1分、1歩外は、古都京都!
 アナタの挑戦を、心よりお待ち致しております』

―‥‥墾田永年‥‥
 イレーネの心中に気づかぬように、葵は微笑んでセロテープを差し出した。
「これを、入り口に貼って来て下さいね、イレーネ」

【本文】
●突撃! 突撃!
 ベニヤ板に手をかけ、草壁総一郎(w3e854)は覚悟を決めて大きく息を吸い込んだ。
「いいか。開けるぞ」
 浸食をくい止めているのは、薄いその板1枚だけ。その先は、葵達が匙を投げた魔境が待っている。
 首にかけた手ぬぐいで額から落ちる汗を拭い、僅かにずれた安全ヘルメットを直して、総一郎は力を込めた。
「いくぞ、リン! 我らの理想の住まいを手にいれるのだ!」
 突貫! ‥‥とばかりに、未知なる魔境へと飛び込んで行った完全武装の総一郎と鍋をヘルメット代わりにしたリンの後から、遊園地のアトラクションの冒険へと旅立つが如く楽しげな天宮済(w3b139)が続く。勿論、リンと同様に獣化した逢魔、鐡と共に。
「皆様、どうぞご無事で‥‥」
 そっと目元に白いハンカチを当てたキャンベル・公星(w3b493)は、忍び寄る気配にはっと我に返った。
 枯葉を連想させる、乾いた音がキャニーへと近づいて来る。
「何? この音‥‥」
 和服から着替えさせられたジャージの腕を掴む小坂夕姫(w3e348)と共に、キャニーは周囲の気配を探るべく、五感を澄ませた。
 気のせいか、音が増えている。まるで、無数の枯葉が風に待ってアスファルトの道路を転がっていくかの音。そして‥‥。
 思わず、キャニーは息を呑んだ。傍らの夕姫が固まった。
 風もないのにそよぐ無数の茎。いや、茎ではない。黒く細く、意志を持ったように動くそれは、をとめの天敵の触角であった。
「こ‥‥これだけいると壮観だね」
 辛うじて、夕姫は笑みを浮べた。生理的嫌悪感は感じるものの、悲鳴を上げて逃げるほどでもない。
「でも、こいつらは料理人の敵だし、やっぱり退‥‥」
 振り返り、夕姫は硬直した。
 キャニーが微笑っている。今にも零れ落ちそうに涙を溜めて。
 後退った夕姫の様子を気に留める事もなく、箒の柄を握る手に力をこめる。
「わ‥‥私がこんな目にあうのも、全てお兄様のせいですわ‥‥」
「キャ‥‥キャニー‥‥さん?」
 涙一杯に溜めた瞳をぎゅっと閉じて、大上段に構えた箒を思いっきり振り下ろすキャニーの口から絶叫が漏れた。
「お兄様のお馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
 衝雷撃の余波に、積んだ埃がもうと立ち上って夕姫達を襲う。咄嗟に腕で顔を庇った夕姫が見たものは、吹き飛ばされたをとめの敵が、狭い廊下で行き場を無くし、舞い上がり黒茶色の礫となって彼らに降り注ぐ様であった。
―‥‥これは、ちょっと嫌。
 いくら虫類が怖くなくても、ジーンズにブーツ、割烹着にマスクとヘルメットの完全防備でも、さすがに気味悪い。
「夕姫!」
 咎が夕姫の体を抱きこむ。だが、衝撃はやってこなかった。
「気をつけろ」
 何故かざんばら髪の市松人形を背負った闇堂瞬(w3a679)が、彼女達を庇って箒を構えて立つ。黒茶の礫は、彼が叩き落したようだ。
「こいつらは手ごわい。神帝軍でさえ、滅ぼし尽くす事が出来ないと言われる反則的な生存能力と、機動能力。しかも、高次の精神攻撃まで行ってくる」
 はっとキャニーは顔を上げた。
 そんな彼女に頷いて、瞬は再び箒を構える。
「今、ここで倒しても、こいつらはいつか再び俺達の前に立ちはだかる!」
「そういう不吉な事を言うなぁ!」
 瞬に向けて飛んだ絶の拳をするりと避けて、瞬は逢魔に向かって口角を僅かに上げた。
「勿論、目の前の敵は倒すさ」
 言うが早いか、瞬の箒が神速の速さで逃げる敵を叩き潰していく。潰された黒茶が、そこかしこに転がって行く様に、キャニーはくらりと眩暈を起こす。
「しっかりして!」
 その体を支えて、夕姫はそうだと片手の手袋を外した。ポケットの中、カラフルな紙に包まれた飴を取り出す。
「夕姫が作った飴なの。食べて」
 咎が何か言いたそうに、口を開けては閉じる。そんな咎に、分かってると頷いて、夕姫は小さな塊をキャニーの口に含ませた。
「!!!!」
 口元を押さえて飛び上がったキャニーに、夕姫はついと視線を逸らした。
「‥‥気付け薬‥‥だよ」
「夕姫」
 案じ顔の咎に微笑んで、夕姫は決意の籠もった眼差しを廊下の先へと向ける。
「分かってる。夕姫の作る料理が美味しくない事は。だから、ここにお料理実験場を確保するんだもん」
 修業ではなく、実験か‥‥。
 箒を奮う手を止めた瞬が、遠くを見つめる。
「何やってるの!」
 右側面から瞬に飛び掛かるをとめの敵をモップで打ち払った絶の喝。
 敵とはまた別の衝撃で昏倒しかけたキャニーが、手をついた場所に蠢いていたモノに悲鳴を上げる。
 そこは、まさに阿鼻叫喚の修羅場と化した‥‥。

●特攻!
 後ろから悲鳴が聞えたような気がして、済は怪訝そうに振り返る。先陣を切り、特攻をかけているのは自分達だ。幼いながらも魔皇である済には、状況は分かっていた。
 総一郎がドリルランスで活路を開いている。
 ここまで、怪しげなブツは排除して来た。後衛に回った者達に危険が及ぶ事はないはずだ。神帝軍の奇襲があったと言うのならばともかく。
 鐡の上、ちょんと首を傾げて、済は先へと進む総一郎に声をかけた。
「そーにーちゃ‥‥」
 気を逸らしたのは僅か一瞬。その隙を逃さないとでも言うように、小さな影が済に襲いかかった。
「いやーっっっっ!」
 甲高い叫びが轟く。振り返った総一郎を掠める、魔力弾。
「わりゅいこは、めっすりゅのーーーっっ!!」
 幼い魔皇の、全身全霊を込めた魔力弾が‥‥更に繰り出された‥‥。

●死闘、死闘、死闘!
 闘いは、黒光りするヤツらとの激戦だけではなかった。
 総一郎が苦難の末に渡したロープを使い、不要品を外へ搬出していた天空海里(w3g516)もまた、苦戦を強いられていたのだ。
「‥‥この木の破片は何かしら?」
「何やら年号らしきものが入ってますわねぇ‥‥」
 海里の手元を覗き込んで、白鳳院昴(w3a531)も首を傾げる。
 周囲には彼女の身の丈を越えるゴミの山。汚宅の比ではない。年季が違う。
「積んだ埃も凄いですね‥‥」
「まるで、何世紀も開かれる事がなかった建物のようです」
 建物自体は新しそうに見える。なのに、中はとんでもない。手近にあったものを取り上げて、海里は溜息をついた。
「‥‥これ、何だと思います?」
 海里が差し出したものを受け取った速水連夜(w3a635)は、逢魔、影月を振り返った。こういったものの鑑定は、彼に限る。
「どうだ? 影月」
「ほぅほぅ‥‥」
 目を細めた逢魔に、連夜は堆く積まれた品々の合間から見える天井を見上げた。彼の逢魔が興味を持ったという事は、コレには間違いなく‥‥
「埴輪ですな。ええ、レプリカでも何でもございません。本物です」
『本物』という折り紙がつく。
「‥‥何故、ここに埴輪があるわけ?」
「こういうモノもございますわね〜」
 呆れ返った海里に、昴はごそごそと掘り起こして来たモノを見せる。それもまごうことなく‥‥。
「土偶ですな」
 きらりと影月の瞳が光った。
 ここには、掘り出し物が山と眠っているらしいと気付いたのだ。そんな逢魔を押し止めて、連夜はテキパキとズタ袋に品々を詰めていく。怪しげな札や巻物もまとめて詰め込む魔皇に、影月が悲鳴を上げる。
「ともかく、外に出してしまおう。‥‥影月。物色は外でやってくれ」
 この炎天下、何と惨い事をと目尻を拭う逢魔を無視して片づけていく連夜に、昴は小首を傾げた。
「あの〜‥‥発掘したものを保存しておく部屋も作って見てはいかがでしょうか?」
「それは良い考えでございます、お嬢様!」
 がしりと昴の手を掴んだ影月の襟首を掴んで彼女から引き剥がすと、連夜は彼の胴に縄を括りつけた。そのまま、総一郎が打ち込んだ魔創の矢に繋がるロープに引っかけて、軽く背を押す。
 重力に引かれ、影月の体は外へと向かって滑り落ち‥‥。
「かっ影‥‥っ!?」
 言葉を無くした者達の視線を平然と受けて、何事もなかったかのように連夜は作業を続けたのであった。

●結果報告
「ともかく、結果報告をしよう」
 こほんと咳払いを1つ。
 連夜は、2階の真ん中に固まって円陣を組み、引越し蕎麦を啜っている魔皇と逢魔を見回した。
「外に出したゴミは、とりあえず影月が分別中」
 ちゃんと分別して捨てないと、伝あたりから苦情が来そうだ。数十tにはなろうかというゴミを分別(鑑定)している影月は、既にげっそりやつれていたが‥‥と苦笑して、連夜は続ける。
「総一郎が凍浸弾で動きを止めた黒茶色の奴は、咎が回収済み」
「DFって便利‥‥」
 呟いて、総一郎はぢっと自分の手を見た。
 魔皇に備わった力は、思わぬ所でも威力を発したようだ。神帝軍と戦うだけではない力の使い道に、彼は感じ入る。
「まあ、使えるものは使えばいいし」
 それよりも! と海里は瞳を煌かせながら仲間達を見た。
「本当に、ここ使っていいの!?」
 海里が指差したのは、開け放たれた部屋。本当に人外魔境だった場所かと問いたくなるような、ごくごく普通の3LDK。
「埴輪や土偶が出て来たから‥‥竪穴式住居みたいなのだったらどうしようと思いましたけど」
 特攻前に作ってあったアイスキャンデーを皆に配りながら、昴は、ふふと遠い目をした。埴輪等の出土品を展示する部屋は、住居以外に1部屋確保してある。場所は「速水探偵事務所」の看板を掲げた連夜の部屋の隣り。事務所を訪ねて階段を上がって来ると、怪しげな出土品がお出迎えしてくれるという寸法だ。客は、さぞやたまげる事であろう。
「しかし、この茶寮は一体何なんだ? 3階へ上がるだけではなくて下へ続く階段まである」
 だが、その階段の先は階下‥‥つまり、葵達や京都へと出る魔皇達が宿代わりにしている1階に繋がっているわけでもなさそうだ。掘り起こしてみなければ、詳細は分からないが。
 彼らの間に流れた沈黙を破ったのは、海里が自分の住処と宣言した部屋から聞えた笑い声であった。
「ぐふふ‥‥」
 覗き込んだ彼らの目に、海里の逢魔レイラが、1人で悦に入っている姿が飛び込んで来る。
「お姉様といっしょ‥‥愛の楽園‥‥」
 今にも踊り出しそうなレイラの様子に、海里が額を押さえた。
 その隣りの部屋からは、瞬と絶の壮絶な口喧嘩が響く。どうやら、部屋を洋風にするか和風にするかで揉めているらしい。叩き出されるように、ドアから瞬が転がり出て来る。
 この勝負、逢魔の勝ちのようだ。
 拗ねたようにそっぽを向いて胡座を掻いた瞬の背には、やはり何故か市松人形。しかも、髪の毛が先ほどより伸びている。微妙におどろな雰囲気を醸し出す人形に、昴は恐々尋ねた。
「‥‥このお人形、どうされたのですか〜?」
 ああ、と瞬は背後を見る。
「ゴミの中に座っていたんだ。目が合ってな。可哀想で見捨てられず、つい‥‥」
 不自然に、会話が途切れた。
「取り憑かれた‥‥か」
 明後日の方向を見て呟いた総一郎の腕を、リンが引く。念願の陽当り良好の部屋を手に入れたと言うのに、ご近所付き合いに問題が発生しては堪らない。
 そんな周囲を気にも留めず、瞬はよいしょと立ち上がると、乱れに乱れた心を統一すべく隅っこで茶を点てていたキャニーに近づき、朱の毛氈の上に正座する。
 す‥‥と差し出される茶器。
 それを受け取って、瞬は息をついた。
 部屋から聞えて来るのは、絶の嬌声。そっと、瞬が置いてあったバースデープレゼントに気づいたのだろう。あれが怒声に変わる前に、ここから逃げねばならない。
 考えを巡らせていた瞬は、ふと目を上げた。
「そういえば、ここら辺に生えていた茸はどうしたんだ?」
「茸?」
 首を傾げ、記憶を辿ったキャニーの脳裏に蘇える色鮮やかな茸。確か、収穫していたのは目の前の男だ。
「茸なら、夕姫さんがまとめて持って行かれましたけれど?」
 出土品台帳に『市松人形』と書き足していた昴が何気なく答えて動きを止める。
 顔色を無くしたキャニーの手から茶器が転がる。
 そして‥‥。

●わたりゅのにっき
『きょーは、くぅたんとそーにーちゃたちといっちょに、すーげつさりょうのおそーじにいきまちた』
 辿々しい字で書かれた日記に、葵はくすりと笑みを浮かべた。
 書いた当の本人は、蕎麦とアイスキャンデーと鐡お手製のプリンでお腹いっぱいになったらしい。テーブルの上に突っ伏して、お昼寝中だ。
「済くんも頑張ったものね」
 ちょっと汗ばんだ柔らかい髪を撫でてやると、済のお世話係(違)である鐡が疲れた様子で息をつく。本当の意味で頑張ったのは、この逢魔だ。済の壊したものを修理するだけではなく、おやつを作り、そして、今も‥‥。
 ゆさゆさと魔皇の体を揺すっても、起きる気配は一向にない。仕方なく、鐡は済を肩に担ぎ上げた。部屋に連れ帰るようだ。
「‥‥大変だな‥‥」
 店先で、夕姫から貰った信楽焼きのタヌキを磨いていたイレーネがぽつり呟く。何やら、彼女自身、色々と思う所があるらしい。同情とも共感とも取れる視線を鐡の背に送る彼女の隣で、葵は茶寮の看板の隣に新しい看板を置いた。なかなかに立派な木製のそれには、探偵事務所の名が黒々とした墨で書かれている。
「賑やかになって嬉しいわ」
 静かに微笑んだ葵に釣られるように、イレーネも僅かに相好を崩す。
「葵さーん、イレーネさーん! ご飯が出来ましたぁ!」
 元気いっぱい夕姫が手招くのに頷いて、彼女達は店内へと戻った。彼女達が、これから「大変」である事を悟るのは、その直ぐ後の事である。

『あおいねーちゃは、しばらくおへやからでてきませんでちた。いれーねねーちゃも、あおいかおをしてまちた。わたりゅがねんねしてるあいだになにがあったのか、くぅたんはおしえてくれません。そのかわり、おひるねでちょっとだけおもらちちたことをおこられまちた‥‥』
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この小説は株式会社テラネッツが運営する『WT03アクスディア 〜神魔戦記〜/流伝の泉』で作成されたものです。
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